【保存版】医療ダイエット薬13選を現役医師が目的別に解説
・ダイエット薬に興味がある
・でも、どれを選べばいいかわからない
・初めてチャレンジするならどれがいい?
・ひさびさに再開するならどんな薬がいい?
このような「ダイエット薬」に関する悩みを解決する記事を用意しました。
「ダイエット薬の使い分け」について解説していきます!
記事の中で解説する内容は以下の通りです。
・医療ダイエット薬とは
・初心者におすすめのダイエット薬
・経験者におすすめのダイエット薬
・副作用の少ないダイエット薬
・短期間での減量を目指せるダイエット薬
・海外製のダイエット薬
・最後の砦に使うダイエット薬
この記事では、それぞれの目的に合わせた医療ダイエット薬のおすすめを解説していきます。
この記事を最後まで読むと、痩身クリニックに行ったとき、もしくはご自身で「痩せ薬」を購入するときに失敗することなく、自分に合った薬を選ぶことができるようになります。
痩身クリニックでは、症状や薬の飲み合わせを考えて、それぞれに合った薬を処方します。
今回の記事の中で気になるお薬があれば、まずは無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
ダイエットや痩身薬に関するお悩みをぜひお聞かせください!
動画でもたっぷり解説しています!
Contents
医療ダイエット薬とは
医療ダイエット薬は、「体重を減らすこと」を目的としたお薬のことです。
一般的なダイエットでは
・厳しい食事制限
・苦しい運動
・めんどうな体重管理
と、やることが多く、一人で続ける大変さを感じていませんか?
一方、医師により処方された薬を使う医療ダイエットであれば、細かい食事制限や無理な運動が必要ないため、ストレスなくダイエットができます。
気をつけないといけないのは、体質や処方歴によって使えるお薬が限られる、ということです。
一つの薬だけでなく複数を組み合わせた方が効果が出やすいパターンもあるため、個人での判断は難しく、専門のクリニックで処方を受けることをおすすめします。
初心者におすすめの医療ダイエット薬3選
初心者におすすめする痩身薬は、以下の3つです。
① サクセンダ(GLP-1ダイエット)
サクセンダを含む”GLP-1″は「痩せホルモン」と呼ばれており、「ダイエット効果のある肥満治療薬」として知られています。
このお薬自体に痩せる効果があるわけではありません。
薬の作用で満腹感が高まると空腹を感じにくくなり、食欲を抑えることで減量させます。
「GLP-1ダイエット」について、もっと詳しく知りたいならこちらの記事も合わせて読んでみてください。
メリット:約7割が痩せる効果を実感
デメリット:吐き気などの副作用あり
② メトホルミン
メトホルミンは、糖尿病の治療薬であり、ビグアナイド系糖尿病薬の一つです。
ピグアナイド薬は肝臓に作用し、グルコースの合成(糖新生)を抑制する効果があります。
薬を飲むことで糖の吸収を抑えたり食欲を抑える効果が期待できます。
メリット:食欲を抑制できる、アンチエイジング効果、抗炎症作用
デメリット:腎機能に障害がある場合は使えない
③ 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
防己黄耆湯は、肥満や多汗症、むくみ、関節痛に効く漢方薬で、薬局やドラッグストアでも販売されています。
むくみがちで水分の代謝が悪い体質の人によく効く漢方薬です。
たとえ太っていても「体力があり、筋肉質で暑がり」という方は別の漢方薬を使う方がよいでしょう。
メリット:むくみを取ることができる
デメリット:単独では効果が薄い
経験者におすすめの医療ダイエット薬3選
経験者には以下の3つのお薬をおすすめします。
④ カナグル(SGLT-2阻害薬)
カナグルは、糖を尿に排泄することで、糖の吸収を抑える薬です。
本来は糖尿病治療に使われていますが、甘いものを食べ過ぎた後に「罪悪感」を減らすために飲む方もいます。
飲むだけで尿といっしょに糖分を出してくれるので、試しやすいお薬です。
メリット:減量効果が出やすい
デメリット:まれに尿道炎になる可能性、コストが高い
⑤ 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
防風通聖散は、肥満や便秘に効果のある漢方薬です。
一般的に
・肥満症
・便秘
・尿量減少
・むくみ
・のぼせ
・肩こり
といった症状に対して処方されます。
また、上記の症状を伴う高血圧症や腎臓病、糖尿病の治療薬として使われることもあります。
腸管における脂肪の吸収を防ぎ、便から脂肪の排泄を促すことで、体重を落とす効果が出ます。
デメリット:下痢しやすい
⑥ コレバインミニ
コレバインは、コレステロールを下げることができる薬剤で、1979年に日本で生まれました。
胆汁酸を吸着することでコレステロールから胆汁酸の産生を促進し、血中のコレステロールを下げます。
また、腸管からのコレステロールの吸収も抑えます。
脂肪を腸管の中で吸収して便から出す作用により、ダイエット効果が出ます。
コレバインは、ゼニカル、防風通聖散と一緒に使うと、より効果的です。
デメリット:便秘、吐き気が起こりやすい
副作用が少ないダイエット薬
⑦ BBX
BBXには、食欲抑制に加えてコルチゾールの過剰分泌を抑え、体内のストレスを減らして痩せやすい体質にする効果があります。
他の薬に比べると大きな効果は得られませんが、副作用がほとんどないことがメリットです。
メリット:副作用がほとんどない
デメリット:他の薬と比べて効果は薄い
短期間での減量を目指せるダイエット薬2選
短期集中で減量を目指すためのダイエット薬からは、以下の2つを紹介します。
⑧ ゼニカル
ゼニカルは、米国の肥満外来で使用されるダイエット薬品です。
最近では、日本でも自由診療で使用されるようになり、多くの方が「脂肪を便として出す」ダイエット目的で飲んでいます。
2003年に厚生労働省による「医薬品安全情報VOL.1 No.38」で、減量効果と安全性が確認されています。
海外から個人輸入することも可能ですが、副作用への対応もあり、必ず信頼できるクリニックで処方してもらってください。
メリット:脂肪を外に出す効果が高い
デメリット:かなり下痢をすることもある
⑨ サノレックス
サノレックスとは、食欲を抑制し代謝を上げる薬です。
同時に全身の代謝を上げてくれるので、汗もかきやすくなります。
注意すべき点として、「3ヶ月以上の連続投与が禁止されていること」があります。
理由としては、有効成分が覚醒剤に似た物質であり、精神的な依存性を引き起こしてしまう可能性があるからです。
メリット:食欲を抑える効果が高い
デメリット:長期使用できない(~1ヶ月まで)
海外製の医療ダイエット薬3選
海外のダイエット薬を試してみたいなら、以下の3つがおすすめです。
⑩ リベルサス
リベルサスはもともと、糖尿病の治療薬であり、血糖値が高いときにインスリンの分泌を促し血糖値を下げます。
リベルサスの効果を発揮するためには、服用前後に胃の中を空っぽにしておくことが大切です。
リベルサスはサクセンダと同様、GLP-1受容体作動薬としてダイエット効果を発揮します。
「GLP-1ダイエット」について、もっと詳しく知りたいならこちらの記事も合わせて読んでみてください。
メリット:食欲を抑えて体重を減らしていく
デメリット:便秘や膵炎を起こすリスクがある
⑪ トピラマート
トピラマートは、アメリカで処方されるQsymiaという商品に入っている薬剤です。
もともとは抗てんかん薬であり、脳神経疾患、精神疾患の患者さんにおいて使用されることが一般的です。
日本では2007年よりトピナの商品名で販売されはじめました。
現在ではあまり処方される機会は見かけませんが、脳に作用し、衝動的な食欲を抑える効果があります。
メリット:食欲を抑える効果が高い
デメリット:量が増えると鬱のような症状が出る
⑫ ナルトレキソン
ナルトレキソンは、アルコール依存症の治療薬です。
膠原病や癌などさまざまな疾患の進行を止める作用があるとされています。
ダイエット目的としては、食欲を抑える効果が期待されています。
メリット:食欲を抑えて効果が高い
デメリット:食事の際の楽しみを感じにくくなる
最後の砦に使うダイエット薬
諦める前に…最後の砦に使って欲しい「ストラテラ」
⑬ ストラテラ
ストラテラ(アトモキセチン)は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬です。
ADHDは発達障害の一つで、注意力がないのが特徴的です。
どちらかというと「初心者にも試しやすい薬」ではありません。
例えば、メトホルミンやサクセンダが効かなかった経験者の方への「最後の砦」としておすすめしています。
メリット:依存性なく、食欲を抑えられる
デメリット:吐き気、頭痛、便秘になることがある
まとめ
記事の中で解説した内容は以下の通りです。
・医療ダイエット薬とは
・初心者におすすめのダイエット薬
・経験者におすすめのダイエット薬
・副作用の少ないダイエット薬
・短期間での減量を目指せるダイエット薬
・海外製のダイエット薬
・最後の砦に使うダイエット薬
記事の中で紹介したダイエット薬について、こちらの動画でも詳しく解説しています。
あなたに合ったダイエット薬を見つけるために、まずは無料カウンセリングにてダイエットに関する悩みを聞かせてください!
ファイヤークリニック
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PROFILE
-
2017年 佐賀大学医学部 卒業
2017年 都立松沢病院 勤務
2019年 都立多摩総合医療センター 勤務
2020年 FIRE CLINIC新宿院 開院
2021年 渋谷院、銀座院開院
2023年 新宿、渋谷、銀座、名古屋の4院に展開しFIRE CLINIC総院長を務める。
2024年 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター 再生医療研究室 特任研究員
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