エクソソーム点滴の6つのデメリット|危険性や副作用の実際について解説

エクソソーム点滴は、細胞を培養する際に細胞から分泌される細胞の成長や再生、免疫応答などに関与するさまざまなバイオ活性物質を集めて体内に注入する治療法です。近年、医療および美容分野で注目されている治療法ですが、メリットだけではなくデメリットもいくつか存在します。今回はエクソソームのデメリットについて紹介します。

エクソソーム点滴の効果については別の記事にまとめています。

FIRE院長
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この記事の最後には
安い価格で受ける方法も紹介します!

エクソソーム点滴(注射)の6つのデメリット

エクソソーム点滴(注射)の6つのデメリット

エクソソーム点滴のデメリットとして考えられるのは以下の6つです。

①保険適応にならず費用が高い【自由診療】

エクソソーム点滴は保険診療ではなく自由診療でのみ受けることができます。エクソソームは通常の点滴とは異なり、精製にかなり時間や労力がかかるとても貴重なものです。そのため一般的な点滴よりもはるかに値段が高くなってしまいます。

②効果が出るまでの期間が長い【2週間~半年以上】

エクソソームは細胞レベルに働きかけて改善をもたらします。細胞は目に見えません、細胞は無数に集まって組織を形成して目に見えているのです。そのため変化のスピードや量としてはかなりゆっくりになってしまいます。目に見える効果を実感できるようになるまでにおよそ2週間から半年ほどかかってしまいます。ただし疲労感の改善など体感によるものはその限りではありません。

③効果が長く続かない【何度も通院しないといけない】

エクソソームはもともと細胞がその周りの細胞に対して情報伝達や制御を行う目的で分泌されるものが多いです。細胞同士は密に存在しており、エクソソームはすぐに他の細胞に取り込まれるため長持ちさせる必要がないのですぐに分解されてしまいます。そのため効果が長くは続かないので1週間から1ヶ月程度のペースで高頻度に受けていただく必要があります。

④クリニックによって仕上がりが変わる【術者の技術による】

点滴や筋注で注入する場合はほとんど技術の差はありませんが、ダーマペンや皮下注を行う場合は技術者によって差が出ます。それらの注入方法で行う場合は、日頃からダーマペンや他の皮下注射の施術を行っていて慣れているクリニックを選ぶべきでしょう。

⑤献血ができなくなる【安全性が認められていない】

献血は病気や怪我で血液を必要としている方を救うために行われます。輸血した血液で万が一トラブルが起こってしまうと本末転倒です。そのため献血は健康で感染症の疑いが全くない方を対象としています。エクソソームは現在のところ普及が進んでいないため、献血を行っている日本赤十字社に対して安全性を証明できていません。そのため現時点ではエクソソーム点滴を行った場合献血を行うことができなくなっています。

⑥エビデンスが十分に揃っていない

現在のところ、エクソソームの効果のエビデンスはほとんどがマウスで行われた研究に基づいています。これは最先端の治療であるが故なのですが、人間での治療の結果が十分に示されるのはもう少し先の話になります。

エクソソーム点滴(注射)の危険性と副作用

エクソソーム点滴(注射)の危険性と副作用

エクソソーム点滴(注射)の危険性

エクソソーム点滴は幹細胞移植などの再生医療と比べてかなり安全性の高い治療とされていますが、リスクがゼロではありません。

エクソソームは他人の幹細胞から放出されたものを集めて使用します。十分な注意を払って精製されますが、検知できない最近やウイルスが含まれている可能性やアレルギー反応を起こしてしまう可能性が完全には否定できていません。上記でも述べましたが、そういった背景もあってエクソソームを受けた後は献血を行うことが出来なくなってしまいます。

エクソソーム点滴(注射)の副作用

エクソソーム自体の副作用としてはアレルギー反応や血栓症などが報告されています。これらはいずれも免疫学的機序から引き起こされるものですが、頻度としては極めて低いです。

点滴で針を刺す際のリスクとしては内出血や神経損傷、感染症などが挙げられます。

エクソソーム点滴(注射)の禁忌【受けてはいけない人は?】

エクソソーム点滴(注射)の禁忌【受けてはいけない人は?】

エクソソーム点滴(注射)を受けてはいけない人

以下にあてはまるものがある方は、エクソソーム点滴をうけることができません。

  • 妊娠または可能性がある方、授乳中の方
  • 良性、悪性腫瘍を有している方
  • ガン罹患後2年以内の方(ガン検査により問題ない場合を除く)
  • 以前に上清液、エクソソームの投与によりアレルギー反応を起こされた方
  • その他、医師が不適当と認めた場合

エクソソーム点滴(注射)が向いていない人

点滴や注射が苦手な方は迷走神経反射などを起こす可能性があるため治療に向いていません。

また10代や20代前半の方はもともと備わっている回復能力が高いため、エクソソーム治療を行っても期待しているほどの効果が得られなかったり、変化を感じられない可能性があります。

エクソソーム点滴(注射)を安い価格で受けられる方法

エクソソーム点滴(注射)を安い価格で受けられる方法

ここまでエクソソームのデメリットについてまとめてきましたが、最大のデメリットはやはり価格が高いことです。エクソソームは細胞から放出される量が限られているためとても貴重なものとなり、その分価格も上がってしまいます。

しかし、少しでも安く受けるに越したことはありませんので、キャンペーンなどを利用してお得に施術を受けることをおすすめします。当院ではただいま『a medical clinic』とのコラボレーションキャンペーンを実施中です。詳しくはこちらをご覧ください。

エクソソーム点滴(注射)は安全な施術

今回エクソソームのデメリットというテーマでお話ししましたが、正直デメリットを探す方が難しかったです。

エクソソームはまだ研究段階のものが多くあり完全には安全性は証明できてはいませんが、逆に健康被害が出てしまったという報告もほとんどありません。他の施術に比べて副作用のリスクやダウンタイムは圧倒的に少ないと考えています。興味のある方はぜひカウンセリングにお越しください。

PROFILE

江越 正敏FIRE CLINIC総院長
2017年 佐賀大学医学部 卒業
2017年 都立松沢病院 勤務
2019年 都立多摩総合医療センター 勤務
2020年 FIRE CLINIC新宿院 開院
2021年 渋谷院、銀座院開院
2023年 新宿、渋谷、銀座、名古屋の4院に展開しFIRE CLINIC総院長を務める。