【医師解説】カロリミットについて効果、おすすめの飲み方など詳しく解説

こんにちは、FIRE院長です!

皆さんカロリミットというサプリメントの名前を一度は耳にしたことがあると思います。

今回はカロリミットについて、効果や副作用、薬剤との比較について徹底的に解説していきます。

カロリミットとは

カロリミットはFANCLから発売されているサプリメントで「脂肪と糖の吸収を抑える」効果があるとされている機能性表示食品です。

届出表示では以下のように記載されています。

本品には桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニンが含まれます。本品は、食事の糖や脂肪の吸収を抑えて、食後の血糖値と血中中性脂肪値の上昇を抑える機能があります。本品は糖、脂肪が多い食事をとりがちな方に適しています。

https://www.fancl.co.jp/healthy/item/5888a/

機能性表示食品とは国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を、販売前に消費者庁長官に届け出ることにより、機能性を表示することが認められた食品です。特定保健用食品(トクホ)と異なり、国が効能の試験を行い確かめたものではありません。

カロリミットの脂肪と糖の吸収を抑えるメカニズム

カロリミットに含まれる有効成分である茶花サポニン、桑の葉イミノシュガー、キトサンについてそれぞれ作用機序を解説します。

茶花サポニン

茶花由来のサポニンには膵リパーゼ阻害活性があり、脂肪の分解を阻害し腸管からの脂肪の吸収を抑えることで,食後血中中性脂肪の上昇を抑制します。

胃排出抑制作用、単回摂取後の食後血糖値上昇抑制作用も確認されています。

桑の葉イミノシュガー

「桑の葉エキス」中のイミノシュガーにはα-グルコシダーゼ阻害作用を有し,糖質の分解を阻害し腸管からの吸収を抑えることによって、血糖値の上昇を抑制することが確認されています 。

キトサン

キトサンは、以下の作用機序で悪玉(LDL)コレステロールや総コレステロールを低下させると考えられています。

(1)コレステロールの吸収抑制

(2)胆汁酸の再吸収抑制

(3)肝臓による血中からのコレステロール取り込み促進

キトサンは水溶液中でプラスの電荷を持つことから、消化管内においてマイナスの 電荷を持つ胆汁酸と結合する性質があります。 食事から摂取したコレステロールは、小腸において肝臓から分泌される胆汁酸とともにミセルを形成し、可溶化することで吸収されますが、キトサンは胆汁酸 と結合し、ミセルの形成を阻害するため、コレステロールの吸収が抑制されると 考えられます。 また、食物繊維として 難消化性を持つため、結合した胆汁酸を体外に排泄し、再吸収を抑制すると考えられます。 キトサンのコレステロール吸収抑制作用によって肝臓のコレステロール量が減少した結果、肝臓による血中からのLDLコレステロールの取り込みが増加し、血中LDLコレステロールが低下すると考えられます。 コレステロールからの胆汁酸合成は、腸肝循環によって肝臓に戻る胆汁酸によってネガティブフィードバック制御を受けていると言われており、キトサンによる胆汁酸の再吸収抑制によって肝臓に戻る胆汁酸量が低下することで、胆汁酸の合成が促進されると考えられます。このことによって、肝臓に血中から取り込まれたコレステロールが促進的に胆汁酸へ異化され、消化管に分泌され、排泄されると考えられます。

カロリミットの効果

ここからはカロリミットに関する研究結果を検討します。

食後血糖値(以下、試験 1)と、食後血中中性脂肪値(以下、試験 2)に関する二つの単回摂取試験が行われました。いずれの試験でも、医師が試験参加に問題がないと判断した20歳以上65歳未満の健康な方を対象にし(試験 1=40 名;試験 2=50 名)、各試験の参加者を茶花エキス、桑の葉エキス、キトサンを含む食品を摂取する群(以下、被験食品群 )と、茶花エキス、桑の葉エキス、キトサンを含まない食品を摂取する群(以下、プラセボ群 )の2群に無作為に分けました。試 験1ではパックご飯を食べた後の血糖値を評価し、試験2では脂肪を添加したコーンスープを食べた後の血中中性脂肪値を評 価しました。

試験1では、試験の所定スケジュールを完了した40名の食後血糖値を調べたところ、被験食品群の方がプラセボ群よりも食後血糖値の変化量のAUCが小さいことを確認しました(図 1)。 また、試験 2 では試験の所定スケジュールを完了した 48 名の食後血中中性脂肪値を調べたとこ ろ、被験食品群の方がプラセボ群よりも食後血中中性脂肪値の変化量のAUCが小さいことを確認しました(図 2)。これらのことから、茶花エキス・桑の葉エキス・キトサン含有食品の摂取が食事の糖や脂肪の分解・吸収を抑制して、食後血糖値や食後血中中性脂肪値の上昇を抑えることが分かりました。

https://news.e-expo.net/release/2020/02/200214-r01.html/

大人のカロリミットとの違い

カロリミットシリーズに大人のカロリミットという商品があります。

こちらは普通のカロリミットとどう違うのでしょうか?

大人のカロリミットには、先ほど紹介したカロリミットの3種類の成分に加えてブラックジンジャー由来の「ポリメトキシフラボン」という成分が含まれています。

ポリメトキシフラボンはサイクリック AMP(c AMP) ホスホジエステラーゼ阻害作用が確認されており,細胞内の cAMP 濃度を高めることでホルモン感受性リ パーゼを活性化させ,熱産生および脂肪酸化の促進作用による脂肪蓄積を抑制する可能性が示唆されています。

実際の研究結果でも呼吸商の違いによる脂質代謝の上昇と腹部の総脂肪面積の減少を認めているようです。

https://www.fancl.co.jp/calo/index.html

つまり大人のカロリミットは、糖と脂質の吸収を抑えるのみならず、脂質代謝を上げて脂肪を燃焼しやすくしてくれるという違いがあるようです。

カロリミットのダイエット効果

カロリミットの体重減少に関する報告は査収し得た範囲ではありませんでした。

実際の口コミをみていると多くの方が体重をキープもしくは増加したとの報告しているようです。

カロリミットの口コミには以下のようなものがありました。

  • カロリミットのおかげで現状維持できているような気がします。
  • 2週間以上経ってもあまり体重に変化がない
  • 体重増加は止まってますが痩せはしません。

しっかりと体重も落としていきたい方はサプリメントよりも確実なダイエット薬を使用することをおすすめします。

カロリミットの効果的な飲み方

カロリミットの正しい飲み方は食前に1回3錠飲むこととされています。

カロリミットは糖質や脂質の分解酵素を阻害することがメインの働きであるため、飲むタイミングが食事とあまり間隔を空けない方が良いです。そのため食直前、食中、食直後のいずれかのタイミングで飲む方が良いでしょう。

同じような作用をもつ薬剤(オルリスタットやα-グルコシダーゼ阻害薬など)も同様の飲み方をします。

カロリミットの副作用

カロリミットでも人によって副作用が出ることがあります。

嘔気・嘔吐、下痢、胃痛などの副作用が報告されています。

糖質の吸収を抑えて、腸管に糖質が多くなると腸内細菌がそれを分解をしてガスが発生しやすくなります。また脂質の吸収を抑えることで便に脂質が多く含まれることで便が緩くなってしまうことがあります。

また、成分であるキトサンはカニを原材料としているためカニアレルギーの方は注意が必要です。

まとめ

今回は有名な健康サプリであるカロリミットについて解説しました。

カロリミットは脂肪と糖の吸収を穏やかにするため糖尿病予防という観点からは非常におすすめのサプリメントです。

しっかりと体重を落としていきたい方はサプリメントに頼るより体重の落とす効果の認められた薬剤を使う方が確実にダイエットを行うことができます。

薬剤に抵抗があるという方でも、経験豊富な医師の元で使用すれば安全に使用することができます。

当院ではダイエット薬の処方を豊富に行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

合わせてYouTubeの動画もご覧ください。

ファイヤークリニック

PROFILE

江越 正敏
江越 正敏FIRE CLINIC総院長
2017年 佐賀大学医学部 卒業
2017年 都立松沢病院 勤務
2019年 都立多摩総合医療センター 勤務
2020年 FIRE CLINIC新宿院 開院
2021年 新宿、渋谷、銀座の3院に展開しFIRE CLINIC総院長を務める