脂肪溶解注射カベリンとは?効果・副作用・料金について医師が解説!

みなさんは、脂肪溶解注射をご存知ですか?

注射による部分痩せができることで有名な脂肪溶解注射「カベリン」

カベリンとはどのような種類の脂肪溶解注射なのか、効果や副作用について医師が解説します。

また、脂肪溶解注射の値段など実際の治療にかかる費用についてもあわせて解説しますので最後までご覧ください。

なお、一般的な脂肪溶解注射のメリット、デメリットについては「脂肪溶解注射のメリット・デメリットについて解説」に詳しいのでそちらも併せてご覧ください。

FIRE CLINICの脂肪溶解注射

この記事の解説の医師は江越正敏先生です。

先生は、ファイヤークリニック新宿院院長で、美容医学、遺伝子学、栄養学、精神医学など肥満治療に関わる多方面から痩身医学研究と実践しています。

脂肪溶解注射のカベリンとは?

そもそも、カベリンとは脂肪溶解注射の種類の1つです。

注入箇所の脂肪細胞自体を収縮・減少させることによりダイエットの効果が期待されます。

カベリンの特徴としては、ほかの種類よりも脂肪を溶かす効果が強いことが上げられます。

カベリンは脂肪を溶かす成分であるデオキシコール酸が高濃度で配合されているため、他の脂肪溶解注射で効果に満足できなかった方にもおすすめです。

※カベリンは別名、カベルラインと呼ばれることもあります。

またダウンタイムも軽く、施術後はほとんど日常生活へ影響を与えることはありません。

施術時間は多くの場合10分~30分で終わることが多く、気軽に受けられる痩身治療と言えます。

また麻酔も用いることで痛みに弱い方も問題なく施術が可能です。

カベリンの効果と他の脂肪溶解注射との違いは?

脂肪溶解注射にも種類が多くあり、脂肪を減らすものやただ脂肪の燃焼を促進するだけのものもあります。

カベリンは実際に脂肪細胞を減らすことが期待され、他の脂肪溶解注射と比較するとその効果が強いとか考えられています。

特にフェイスライン、目の周り、鼻などの部分的に脂肪を取り除きたい方に優れた効果を発揮します。

脂肪溶解注射の中で主に脂肪を溶かす成分としてはデオキシコール酸があります。

デオキシコール酸は肥満の原因となる脂肪細胞の細胞膜を壊し、中にある脂肪滴を排出させる効果があります。

カベリンにはデオキシコール酸が約0.6%と高濃度で含まれ、昔からある有名な脂肪溶解注射BNLSと比較すると約5000倍の濃度と言われています。

またよく比べられる脂肪溶解注射にデオリポ(Deolipo)がありますが、デオリポはカベリンと同様の成分が含まれているため、効果に大きな違いはありません。

※2019年12月よりカベリンのデオキシコール酸濃度は0.6%に変更されました。

このことによりカベリンはピンポイントで皮下脂肪を収縮、減少させ、小顔、二の腕、お腹などの部分痩せが期待されます。

効果が表れるまでの期間は個人差や部位によっても違うものの、おおよそ30日~90日で効果が実感できるでしょう。

カベリンの向いている部位とは?

顔(フェイスライン・頬)

顔周りは効果はカベリンの特に効果が表れやすい部位であり、小顔効果に適しています。

大きな副作用がなく、効果も表れやすいため、HIFUや脂肪吸引と比べてもおすすめです。

一般的に2週間ほど間隔を空けて2~3回ほど注入することが多いです。

顔(鼻・まぶた)

鼻頭付近や目元のふくらみを抑えることで効果が期待されます。

団子鼻などの解消に向いており、施術回数2回ほどで効果が期待できます。

またボトックス注射と合わせることでより一層、相乗効果が期待されます。

二の腕

二の腕は私生活でうまく活用されず、代謝の低下やセルライトがたまりやすい部位です。

このような部分痩せにもカベリンは効果が期待できます。

ただ必要注入量は顔周りと比べるとやや多くなり、片腕で12~20ccほど注入することが多いです。

しかし一度脂肪細胞が破壊されるとその後のリバウンド防止につながります。

必要施術回数はおそよ3~4回ほどです。

太もも

カベリンの太ももへの注入はできないものではありませんが、必要となる注入量が多くなりやすく、当院では積極的なおすすめはしていません。

施術自体は可能ですが、あまり注入量が多くなる場合は腎臓への負担も表れやすいため、その場合には当院ではお薬や医療EMSなど他の施術も取り扱っております。

脂肪溶解注射カベリンはリバウンドするの?副作用について解説

PROFILE

江越 正敏FIRE CLINIC総院長
2017年 佐賀大学医学部 卒業
2017年 都立松沢病院 勤務
2019年 都立多摩総合医療センター 勤務
2020年 FIRE CLINIC新宿院 開院
2021年 渋谷院、銀座院開院
2023年 新宿、渋谷、銀座、名古屋の4院に展開しFIRE CLINIC総院長を務める。