【痩せません】サウナでダイエットは可能?サウナの効果は?

こんにちは、FIRE院長です!

皆さんはサウナは好きですか?

数年前からサウナブームが続いており、銭湯などに行くとサウナはいつも人でいっぱいですね。

「ととのう」という何とも言えない爽快感を得ることができるためハマっている人も多いと思います。

日頃運動習慣の無い人にとっては手軽に汗をかくことができるため、ダイエット目的にサウナに通っている人もいるのではないでしょうか。

今回はサウナにダイエット効果はあるかを検討していきたいと思います。

ファイヤークリニック

サウナで起きる体の変化

サウナに入るとまず、

皮膚温度が約 40°C に上昇し、体温が 38°C から 39°C に上昇します。

Kauppinen, K. (1989). Sauna, shower, and ice water immersion. Physiological responses to brief exposures to heat, cool, and cold. Part III. Body temperatures. Arctic Medical Research, 48(2), 75-86.

第一段階では、血管拡張と汗腺からの体液排泄の増加によって余分な熱が排出されます。

第二段階では体温が徐々に上昇し 、視床下部と中枢神経系を介して体温調節経路を活性化し、自律神経系の活性化につながります。それにより交感神経系、視床下部-下垂体-副腎ホルモン系、およびレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系の活性化が引き起こされ、心拍数、皮膚血流、心拍出量、呼吸数の増加などの心肺機能の活性化をもたらします。

Hannuksela, M. L., & Ellahham, S. (2001). Benefits and risks of sauna bathing. The American journal of medicine, 110(2), 118-126.

細胞レベルでは、活性酸素の減少、酸化ストレスおよび炎症経路活性の減少、NO(一酸化窒素)バイオアベイラビリティの増加などの代謝変化を誘発し、インスリン感受性の増加や拡張期血圧の減少をもたらします。

Iguchi, M., Littmann, A. E., Chang, S. H., Wester, L. A., Knipper, J. S., & Shields, R. K. (2012). Heat stress and cardiovascular, hormonal, and heat shock proteins in humans. Journal of athletic training, 47(2), 184-190.

サウナの健康へのメリット

サウナの健康へのメリットに関する研究はこれまでたくさん行われており、以下のようなメリットが確認されています

・うっ血性心不全の軽度改善

・リウマチ性疾患による痛みやこわばりの改善

・うつ病患者の身体的愁訴の改善

・COPDの症状の改善

・総コレステロールレベルとLDLコレステロールレベルの低下

Hussain, J., & Cohen, M. (2018). Clinical effects of regular dry sauna bathing: a systematic review. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 2018.

他にもたくさんの効果が研究されていますが、懐疑的な意見も多く更なる研究が必要と思われます。

サウナのダイエット効果

サウナの前後では実際に体重の減少がみられます。

ポーランドで行われた若い男性30人を対象とした研究では、12分間のサウナ入浴と1分間の水プールの入浴、5分間の休憩のセットを4回繰り返した前後で体重が平均で-1.5kgの減少を認めました。

Podstawski, R., Borysławski, K., Clark, C. C., Choszcz, D., Finn, K. J., & Gronek, P. (2019). Correlations between repeated use of dry sauna for 4 x 10 minutes, physiological parameters, anthropometric features, and body composition in young sedentary and overweight men: Health implications. BioMed research international, 2019.

しかしこの体重の減少は発汗により水分を失ったことによる体重減少と考えられています。

サウナで脂肪は減ってくれるのでしょうか?

前述した通り、サウナでは心肺機能の向上を認めます。しかし、サウナによる消費カロリーは座って安静にしているときの消費カロリーと比べて1時間あたり20kcalしか変わりません。

1時間サウナに入ることができたとしてもそれくらいのカロリーしか余分に消費できていないのです。

汗をかき、心拍数が上がるため運動の代わりになるような間隔になりますが、運動と同等のカロリーを消費しているわけではありません。

サウナによる体重減少は脱水状態にあることを意味します。

人間の体はエネルギー不足には強いですが水分不足にはうまく対応できません。

水分の喪失量による症状は以下のようなものがあります。

典:水分損失率と現れる脱水諸症状の関係、日本体育協会、スポーツと栄養、108ページ、表7

サウナでも死亡例があるためダイエット目的にサウナを利用することはお勧めできません。

まとめ

・サウナはさまざまな健康面のメリットがある

・サウナの前後では体重の減少が見られるが、それは水分の喪失によるものなのでダイエット目的でのサウナの利用はおすすめできない。

youtubeでも解説しておりますのでぜひご覧ください!


FIRE CLINICでは遺伝子検査や体組成検査に基づいたメディカルダイエットを行っております。

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PROFILE

江越 正敏
江越 正敏FIRE CLINIC総院長
2017年 佐賀大学医学部 卒業
2017年 都立松沢病院 勤務
2019年 都立多摩総合医療センター 勤務
2020年 FIRE CLINIC新宿院 開院
2021年 渋谷院、銀座院開院
2023年 新宿、渋谷、銀座、名古屋の4院に展開しFIRE CLINIC総院長を務める。
2024年 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター 再生医療研究室 特任研究員