薄毛に悩む方が疑問に思うことで「発毛剤と育毛剤の違いってなんだ？」があり、ここを誤解して薬剤を使うことは絶対に避けるべきことです。
ですので、頭髪ケアのために発毛剤や育毛剤を実際に使用する際は、必ずそれぞれのメリット・デメリットを理解した上で使用するようにしなければなりません。
そこで発毛剤の効果と育毛剤との5つの違いを分かりやすく解説していきますが、当記事の後半で専門医によるAGA治療にも少し触れていきますので、しばらくの間お付き合いください。
そもそも発毛剤とは？基本情報を理解しよう！
| 発毛剤の基本情報 | |
|---|---|
| 分類 | 第一類医薬品 |
| 有効成分 | ミノキシジル |
| 医師・薬剤師の指導 | 必要 |
| 発毛効果 | 成功症例多数あり |
| おすすめする人 |
|
発毛剤とは専門医や薬剤師による指導が必須の第一類医薬品であり、必ず有効成分「ミノキシジル」が配合されていることが特徴です。
ミノキシジルは「日本では唯一、髪を生えさせる外用薬として認可された有効成分※」であり、薄毛ケアに対して非常に効果的な結果が多い成分ですが、ごく少数の副作用も報告されています。
そんなミノキシジルが配合された発毛剤はお近くのドラッグストアで購入できるボトルで直接塗るタイプと、AGA治療の専門医の診断ののちに処方される服用薬もありますね。
一般的には専門医によるAGA治療の方が効き目があると言われていますが、既往症や常用薬等の条件によって処方できないケースもあるので、一概に言えません。
いずれにせよ発毛剤による発毛効果が表れるまで個人差はありますが、数か月間の継続使用が必要となることが多いので、事前のリサーチは非常に大事です。
発毛剤と育毛剤の5つの違いを徹底解説！
| 発毛剤 | 育毛剤 | |
|---|---|---|
| 比較商品 | リアップＸ５プラスネオ | フレッシュリアップ薬用育毛トニック |
| 入手方法 | ドラッグストア・通販 | ドラッグストア・通販・雑貨量販店 |
| 価格 | 7,753円(税込) | 1,045円(税込) |
| 分類 | 第一類医薬品 | 医薬部外品/化粧品 |
| 有効成分 | ミノキシジル | 頭皮の血行促進系成分 |
| 副作用 | 使用例の約10％ | 比較的少なめ |
発毛剤と育毛剤の5つの違いを徹底比較するために、発売元が同じである商品をピックアップし、発毛剤は「リアップＸ５プラスネオ」と育毛剤は「フレッシュリアップ薬用育毛トニック」を比較してみました。
発毛剤と育毛剤の違いは多くの人が誤解しやすいことでもあるので、しっかりと違いを把握して、ご自身の症状にマッチした頭皮ケアのベストアイテムを探すお手伝いが出来れば幸いです。
【①入手方法】発毛剤も育毛剤もドラッグストアか通販が主流！
発毛剤も育毛剤もお近くのドラッグストアで購入可能ですが、発毛剤は薬剤師の指導が必須で、購入時には薬剤師のチェックが必要です。
また、発毛剤をネット通販で購入することも可能ですが、その際はネット上で薬剤師の問診チェックがあり、その作業が終了しないと発送されないので注意が必要となります。
育毛剤に関しては医薬部外品もしくは化粧品となりますので、薬剤師のチェックは不要となり、ドラッグストアでもネット通販でもすぐに購入可能ですが自身で用法容量を守る意識が大切ですね。
【②価格】発毛剤と育毛剤の価格差は最大で約7倍の差がある！
| 発毛剤 | 育毛剤 |
|---|---|
| リアップＸ５プラスネオ | フレッシュリアップ薬用育毛トニック |
| |
| 8,140円(税込) | 1,045円(税込) |
| スカルプD メディカルミノキ5 | スカルプD 薬用育毛スカルプトニック |
 |  |
| 7,800円(税込) | 3,500円(税込) |
| ボズレー MX5 | へアリプロ 薬用スカルプグロウ JET |
 |  |
| 6,930円(税込) | 2,750円(税込) |
ここでは発売元が同じである3社の商品を比較してみましたので、その差が良く分かります。
まずはRIUPの発毛剤「リアップＸ５プラスネオ」と育毛剤「フレッシュリアップ薬用育毛トニック」のメーカー希望小売価格の差は約7倍と大きな差があります。
次にスカルプDの発毛剤「メディカルミノキ5」と育毛剤「薬用育毛スカルプトニック」のメーカー希望小売価格の差は約2.8倍あります。
最後にアデランスの発毛剤「ボズレー MX5」と育毛剤「へアリプロ 薬用スカルプグロウ JET」のメーカー希望小売価格の差は約2.5倍です。
やはり、それだけ発毛剤には発毛効果が期待できる優れた有効成分が配合されており、この差は必然と言えるでしょうが、個々の症状で必要な薬剤は違うので、育毛剤が必要な方に充分なアイテムであればOKではないでしょうか。
【③分類】発毛剤は第一類医薬品で育毛剤は医薬部外品か化粧品！
| 発毛剤 | 育毛剤 |
|---|---|
| 第一類医薬品 | 医薬部外品／化粧品 |
| 購入時に薬剤師の確認が必要 | 購入時に薬剤師の確認が必要 |
発毛剤には国が認可した薬用有効成分である「ミノキシジル」が配合されているので「第一類医薬品」となりますが、育毛剤は「医薬部外品か化粧品」に分類されます。
この違いは前述にもありますが「第一類医薬品」の発毛剤の購入には薬剤師のチェックが必須となり「医薬部外品か化粧品」に分類される育毛剤は薬剤師のチェックが不要という点です。
【④有効成分】発毛剤は有効成分・ミノキシジル配合！
| 発毛剤 | 育毛剤 |
|---|---|
| ミノキシジル |
|
ミノキシジル外用は有用か？
推奨度：A
推奨文：ミノキシジル外用を行うよう強く勧める
ミノキシジルに関しましては、日本皮膚科学会のガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」の中に「CQ3：ミノキシジル外用は有用か？」という設問で、こう回答されています。
「推奨度：A」「推奨文：ミノキシジル外用を行うよう強く勧める」と記載されていますが、これってサクッと言っちゃうと「文句なしにおすすめする！」ってことですよね。
発毛剤に配合されているミノキシジルは「日本で唯一の髪を生えさせる外用薬として認可された有効成分※」であり、この有効成分が配合されていなければ「発毛剤」と商品に明記することはできません。
また育毛剤には「センブリエキス」をはじめ、自然由来の成分が配合されているケースが多く、そのほとんどが「頭皮の環境改善」や「頭皮の血行促進」に一定の効果効能を発揮するものが多いです。
【⑤副作用】発毛剤は約10％で育毛剤はごく少数！
最後に発毛剤の副作用に関してですが、比較対象の商品の発売元の資料によると「使用数の約10％」に何らかの副作用が見られる傾向があるそうです。
発毛剤の副作用の症状としては「皮膚の炎症・頭皮のかゆみ・かぶれ・発赤」等がおもな症状ですが、個々によって症状の状態に差(重症～軽症)があります。
また育毛剤の副作用に関しては、使用数に対して「ごく少数」とのことなので、あまり深く考えることは無用かも知れませんが、地肌につける薬剤なので経過観察は大事ですよ。
発毛剤を使うべき人はこんな人！
- すでに薄毛がかなり進行している方
- 抜け毛が明らかに増えてきた方
- 医師や薬剤師の指導の下で、安心して頭髪ケアをしたい方
発毛剤を使うべき人はズバリ「すでに薄毛が進行」していて、これ以上の薄毛の進行を止めたい方です！
発毛剤は前述のとおり、専門医や薬剤師による指導が必須の第一類医薬品であり、必ず有効成分「ミノキシジル」が配合されていることが特徴ですが、日常の生活圏で比較的入手しやすい商品が多いです。
お近くのドラッグストアで購入できる発毛剤で効果が出ればOKですが、頭髪ケアには一定期間を要するので、専門医がいるAGA治療クリニックへの受診を検討することもおすすめします。
育毛剤を使うべき人はこんな人！
- 髪のボリュームが気になる方
- 髪の質を改善したい方
- 遺伝的に薄毛が懸念される方
育毛剤は医師や薬剤師の指導が不要で、初心者の方が頭髪ケアに対して最初のハードルの低さも魅力のひとつですので、頭髪事情が気になる方は勇気を出して予防策を講じることをおすすめします。
育毛剤を使うべき人として「遺伝的に薄毛が懸念される方」や「髪の質を改善したい方」は黄信号が灯っていると考えて良いと思います。
また「髪のボリュームが気になる方」は、すでに赤信号が灯っている可能性があるので、頭髪ケアに対して早急な対応をおすすめします。
発毛剤を使う前に気になる7つのQ&A！
①：発毛剤や育毛剤よりも効果的な頭髪ケアの方法はありますか？
はい、それは専門医によるAGA治療です。
発毛剤や育毛剤は自宅で気軽に頭髪ケアが可能ですが、より効果的な薄毛対策をお考えなら、MEN’S FIREの特集記事「AGA治療におすすめのクリニックTOP10を薄毛のプロが22社から徹底比較！」をご確認ください。
②：発毛剤と育毛剤を併用しても大丈夫でしょうか？
いいえ、絶対に避けてください。
専門医や薬剤師の指導の下で発毛剤と育毛剤を併用することを許可された場合を除き、頭皮や頭髪に悪影響を及ぼす可能性が大きいので、自身の判断で発毛剤と育毛剤を併用することはお止めください。
③：発毛剤を使えば必ず毛が生えてきますか？
個人差があるので必ずとは言えません。
しかし発毛剤の有効成分として「日本では唯一、髪を生えさせる外用薬として認可された成分のミノキシジル※」は、薄毛ケアには非常に効果的な結果を多くもたらしているので、信頼できる有効成分と言えるでしょう。
④：発毛剤を使用することで副作用はありますか？
一部、副作用が報告されています。
その割合は使用者の約10％と言われていて、具体的な症状としては「皮膚の炎症・頭皮のかゆみ・かぶれ・発赤」があります。
肌に異常を感じた時はすぐに使用を中断して、なるべく早期に専門医の診断を仰ぐことと同時に、販売元のカスタマーセンターにも相談されることもおすすめします。
⑤：女性が発毛剤を使っても大丈夫ですか？
いいえ、女性の方は女性用の発毛剤を使用してください。
発毛剤は一般的に男性用が多いですが、女性の頭皮や身体に特化して開発された発毛剤も販売されていますので、そちらを選択するようにしてください。
⑥：発毛剤が逆効果になるような間違った使い方はありますか？
発毛剤は取扱説明書どおりに用法容量を守って使用してください。
逆効果になるような使い方は不明ですが、取扱説明書どおりに用法容量を守って使用して、違和感を感じた場合はすぐに使用を止めて、専門医に相談することをおすすめします。
⑦：途中で発毛剤の使用を止めるとどうなりますか？
発毛剤の効果が中断します。
途中で使用をやめた場合は発毛剤の効果は途絶えることになりますので、使用にあたって疑問等が生じた場合は、専門医や薬剤師のアドバイスを確認することをおすすめします。
まとめ
- 発毛剤と育毛剤の違いは「ミノキシジル」配合の有無
- 発毛剤は第一類医薬品なので医師や薬剤師の指導が必要
- 発毛剤より効き目のある薄毛ケアはAGA治療！
発毛剤と育毛剤の違いは薬用の有効成分である「ミノキシジル」が配合されているかどうかで変わりますが、発毛剤は第一類医薬品なので医師や薬剤師の指導が必要です。
また、発毛剤より効き目のある薄毛ケアはAGA治療となりますので、詳しい情報を確認されたい方は、当サイトの特集記事「AGA治療におすすめのクリニックTOP10を薄毛のプロが22社から徹底比較！」をご覧ください。
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